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キャリアアドバイザーから vol.1

キャリアアドバイザー 転職の動機を明確にするところからお手伝いしています。

転職の条件は複合的な場合が多い

― 転職希望の方が転職に際して望まれる条件の中では、どのようなものが多いのでしょうか?

弊社は、エンジニアをターゲットにやらせて頂いている会社なんですね。
エンジニアの皆さんが転職に当たって希望されるものは様々あるんですけれども、一番多いのは、今やっている仕事より、より高いレベルの仕事を求めたい、という方が多いですね。具体的には、例えばそうですね、年齢ゾーンによって多少違うんですが、特に若い方であれば、理工系の学部学科を卒業されて、今はそれを活かした仕事に就いていない。でも、3年、4年経っていく中で、今やっている仕事よりも学問知識を活かした仕事を、エンジニアとしての仕事をしていきたい、という希望が多いですね。具体的には設計・開発をやりたい、彼らの言葉で言う”上流工程”での仕事に携わりたい、というのが多いですね。

― ワンランクアップした仕事をしたいというご希望が多いということですね

そうですね。
30歳以上の方になってくると、携帯電話だとかテレビだとか、いわゆる“民製品”と呼ばれるものをやりたいという方は多いですね。

― それはなぜですか?

そうですね。
例えば、ある程度家庭があり子供さんなんかがいると、「パパなんの仕事?」「パパね半導体製造装置を作ってるの」どこにあるんだよそれ!分かんないよ見えないよ!っていうね(笑)

― なるほど(笑)

ただ、民製品にはプロモーションがある。去年なんて、次世代ゲーム機の欧州発売が遅れてしまいました、それによって大打撃です、って話もありましたが、そういうことなんですね。納期と販促プロモーションが常にセットなので納期が絶対なんですよ。そこを考えると、エンジニアとしては、ある程度の納得感を持って次へ流すしかないですよね。
そういうジレンマがあるので、民製品がいやだという方もいらっしゃるんです。

― 逆にそういう方もいらっしゃるんですね

多いです。
あとは、ご実家の両親の面倒を見ないといけない。ご両親の面倒を見ないといけないんで転職したい。割合で言うと結構いらっしゃるんですよ。他にも、地元九州に帰りたい、とか、ついでに言うと、工場移転の話がある。動くなら今、というような方や、30を超えたので、違う業界、違う製品を扱う最後のチャンスになる、といった方もいらっしゃるんですね。まず転職に踏み出そうというときは、ほぼ、複数の複合的な理由によって動かれることがほとんどです。転職理由がひとつしかないという方はあまり見ないですね。

― 年齢や抱えていらっしゃる状況により、転職に対する条件というのは本当に様々なんですね

なので、こういった理由が特に多い、去年はこうで今年はこうで、というのはありませんね。

採用企業側が重要視するポイントはスキル

― 採用企業様側で、特に重要視されているポイントなどはありますか

エンジニアという観点では、やはり書類選考の段階で、どういったアプリケーションがどの程度できるか、どの程度の経験があるか、といった、スキル、経験、という面をまず見ます。

― 逆に技術を見られるということで、未経験の方がスムーズに転職できるというケースはあるのでしょうか?

それも求人環境によって大きく変わってきます。電機や回路の設計などといった場合、今は求人がすごく多い。新卒も15年ぶりに有効求人倍率が増えています。でも大手は多く取れて、中小は全然取れない。そういった状況から、経験が短くても、もしくは未経験という方でも育てますよ、という求人が増えるんですね。でも、若い人も集まらない。すると今度は第二新卒の求人が増える。
それでも人が足りないとなると、今度は年齢が高くなってくる。最近は正にそういった時期で、45歳まで、なんて求人も増えていますよ。
ただ、それだと直近の仕事が回らない。ゆえに若者に走る。
先ほども言いましたが、エンジニアの場合は書類選考の段階でスキルが大変重要視されます。
次に、面接。やはり人物っていうのが重要視されています。一番言われているのは、自分で考えて自分で動ける人、という自走性のある人というか、自分で走ることのできる人。エンジニアに関わらず、どんな職種のどんな業種でもそうなんじゃないですかね。いわゆる指示待ち族はいらないと。
逆に、知識、スキルが足りないという方でも、そういう素養(自走性)が感じられる方であれば通ったりもします。

転職の動機を明確にすればするほど転職活動はスムーズに行えます

― ご自身は転職経験がおありとのことですが

ぼくはあります。経歴でいうと、某大手人材会社で新卒採用をやっていて、紹介事業を行っているグループ会社へ出向して、キャリアコンサルタントとして採用マーケットに関わるようになりました。

― ご自身の転職活動やキャリアアドバイザーとしての経験上、感じることはありますか

自分は何がしたいのか、というところを明確にすればするほど、転職活動というのはやり易くなると思います。
自分は何を求めていて、何がしたいのか。そういったところが明確な方や、やりたいことがある人っていうのがやっぱりスムーズに転職できますね。実際は、そういった部分が明確になっていない方が圧倒的に多いんです。
さっきの重要視しているポイントに繋がる部分があるんですがね、企業さんも自分で考えて自分で動ける人、自走性のある人ですね。こういった方を求めていらっしゃる。面接の場面でどうやって訊くのかというと「あなた自分で考えて自分で動けますか?」とは訊けない(笑)今までの職務経歴を訊いて、うまくいったことを訊いて、うまくいった要因は何だと考えるか。そういう判断をした基準は何だったのか。それは自分で決めたのか。そういうことで判断しますし、志望動機を訊く上で、あなたはうちで何がしたいか、もっと言えばどんな貢献ができると考えているか、そういったことは必ず訊かれますね。
そういった意味でも、転職の動機が明確になっていらっしゃる方の方が、スムーズな転職が行えるんですね。

― 転職に当たっては、まず転職の動機や条件を明確にするところから始めないと難しいようですね

ただ、明確になっている方にだけサービスしますよというとそうではない、明確にするお手伝いからしますよと。
むしろ明確になっていらっしゃらない方の方が多いので(笑)そこも含めて、その方のご経歴を訊いていくことで、これがやりたかったんだと思われる瞬間もあるだろうし、それをずっと続けていくことでどういったキャリアプランをイメージできるかということもご提案するし、明確にしてから来てほしいというのではなくて、明確ではない方にも来て頂いて、きちっと今後のキャリアプランや提案をさせて頂きたいし、それはヒアリングをしていく中でしっかりサービスさせて頂きます。

― 自身の明確な転職理由というのはどのようなものでしたか?

僕の場合はこの仕事が好きになったんですよ。
好きになったんで、こんだけ好きに語っているんですが(笑) 結構自分に合っているなあと。キャリアアドバイザーという職種もそうですが、エンジニアというマーケットも好きなんです。新技術とかね。要は世の中に貢献しているという。日本というと産業立国で、資源で儲けているというよりは、技術で儲けている国ですよと。
僕がこのマーケットをやっていて一番楽しいっていう風に思うのは、エンジニアがこれからどんどん流動化していく、それのサポートをしていく。で、サポートをすることで色んな人が色々なところに行くことで企業が活性化して新しい技術、新しい発見が生まれる。そういった企業がもっともっとたくさん増えれば日本はもっと豊かになりますよと。
今割と、そういう状況で、転職というマーケットで、ゆくゆくは風が吹けば桶屋が儲かる、じゃないですけれどそういうものに繋がっているというのは非常にやりがいがあります。
好きなことなので、自分でやってみたい。金は出さないけど、というか出せないけど(笑)好きにやらせてくれる。それができるっていう環境だったので、こちらに入社させて頂いたんですね。

― 転職に踏みきろうかどうか悩まれている方へ一言お願いします

まあ、一言で言うと、面談に行こうよ!相談に行こうよ!と(笑)
100人お話させて頂いたとして、3割は転職を辞めます。3割はご自分で探されます。で、3割は紹介などで転職先が決まります。例えば、中途採用向けの会社説明会とかセミナーなどは昔に比べて多くなっています。
ですがWEBでの情報にしても限度があります。本当かどうかも分からないし。面談に行ってはじめて分かることは非常に多いです。辞めてから転職活動をするというのは基本的に勧めません。非常にリスキーです。内定がでてから初めて意思決定をすればいいものなので、そこで延々悩んでいるくらいならとにかく動いてみることですね。情報収集するだけでもいいし。ご自分の肌感覚というものもあるでしょうし、現職との比較を行うこともできます。
あとは、第三者的な意見を求めるという習慣も大事だと思います。それはキャリアアドバイザーに相談しろっていう話ではなく、ご友人やご家族に相談するなんていうのでもいいんです。
ただ、一人で行う情報収集には限度があるので、そういう意味で紹介会社というのをうまく利用して頂ければと思います。

― ありがとうございました

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