
2003年11月、茨城県つくば市にロームグループの関東唯一の生産拠点として設立された、「ロームつくば株式会社」。グローバルに展開するロームブランドにおいて、同社はトランジスタの前工程工場としての機能を果たしています。ロームグループの最大の特長は、半導体の原材料であるシリコンの単結晶棒から、ICリードフレームやフレームの金型までも自社で生産するという、世界の半導体メーカーの中でもオンリーワンと言える「一貫生産体制」を整えていることです。
ロームつくばでは現在、前工程という半導体の品質を決定づける高度かつデリケートな技術をさらに進化させるべく、物性系およびプロセス系エンジニアを積極的に採用しています。同社の先進性と魅力をご紹介します。

| 企業DATA | |
|---|---|
| 社名 | ロームつくば株式会社 |
| 代表者 | 代表取締役社長 上郡 龍馬 |
| 設立年月日 | 2003年 10月 |
| 資本金 | 4億5000万円 |
| 従業員数 | 201名 (2007年2月1日現在 派遣・出向・請負等を含む) |
| 事業内容 | 導体素子(トランジスタ)の製造、販売 |
敷地面積およそ7万平方メートルの同工場は、LSI Logic社から一部工場資産を引き継ぐかたちで設立されました。ほぼ毎年右肩上がりで業績を伸ばしているロームグループ。日々受注が増え続けている現在の状況に対し、一貫生産体制をより徹底するため、その上流を固める国内の重要拠点という位置付けが、ロームつくばです(後工程はグループの海外工場を中心に行なわれます)。
ロームつくばの生産する主力アイテムは、携帯電話の液晶バックライト・インバータ向けMOS FET、パソコン向け低耐圧MOS FETなど。製品の守備範囲が広く、ケイタイ、パソコン、テレビなどの液晶モニターを中心に、ほとんどすべての家電メーカーに使用されています。省エネ・省スペース、ハイスピード、高信頼性(高破壊耐量)を実現する世界トップクラスの品質と、シェアを獲得する高品質ディスクリートデバイスは、同社の誇る先端技術が結集した生産設備から生み出されます。
CIM(コンピューター統合生産システム)を駆使した工場は、クリーンルーム、ロボット搬送、データの自動転送など可能な限りの自動化を実現。エンジニアにとって、次世代に向けた製品開発に高い自由度が確保されている環境なのです。
常にフル稼動状態にあるロームつくばでは、設立以降も継続的に設備投資を行ってきました。増産に向けた「人」「物」の拡充はこれからさらに本格化。クリーンルームの拡張、新たなラインの増設などが計画されています。
ロームグループの強みには、最先端の生産設備に加えてもう一つ「特徴的な組織編成」が挙げられます。例えば、携帯電話向け、液晶テレビ・プラズマテレビ・デジタルAV向けといったように、ICやディスクリートが搭載される商品ターゲット別に、開発部門と工場が独立。設計エンジニアは、会社の擁する全リソースの中から、顧客の仕様に合わせた最適な設計方法を選択でき、最適な製品を提案できる体制をしいています。エンジニアにとって、半導体に関する幅広い知識を身につけられると同時に、担当する製品分野のアプリケーションに関する技術を深堀りすることもできる環境であると言えるでしょう。

CMP(ケミカルメカニカルポリッシュ)
装置によるウエハ表面平坦化工程

工程内自動搬送装置(AGV)による
自動化されたクリーンルーム

マイクロスコープ(電子顕微鏡)を使用した作業

前工程に特化して材料・プロセス開発を行なう私たちロームつくばは、ロームグループの中でも新しい存在ということができます。2003年に設立されて間もないというだけでなく、スタッフの過半数も中途入社。平均年齢も平均年齢も36〜37歳といったところでしょうか。つまり、まだ特定のカラーに染まっていない若い組織なのです。ですから、中途入社される方に、気兼ねはまったくいらないとまずお伝えしたいですね。
当社への転職の現実的なポイントは、「つくば」という場所での生活を選べるか、ということになると思います。緑が多く、日本の頭脳が集結したつくばは、「近未来の首都」を想定した街づくりが実践されていて、とても快適に生活できる環境が整っています。特に教育環境には恵まれていますから、子育てには最適と言えるでしょう。転職に際し、引っ越しをともなう場合も、礼金補助・仲介手数料補助をはじめ、福利厚生は充実しています。基本的にはグループ内異動はないため、他拠点への赴任の心配はいりません。この土地に腰を落ち着けて仕事に取り組むことができます。
今年から採用の体制を新しくしたばかりです。できる限り多くのエンジニアの皆さんにお会いしたいと考えていますので、ぜひ積極的にアプローチしてください。
量産にむけての開発サポートを担当しています。ラインで流す試作品を管理し、量産にもっていく、いわば生産ラインの開発ですね。大学は化学で、半導体の材料をやっていました。前職も半導体メーカー。1500人くらいの会社で、自分の役割は限定されていました。それで、もっと幅広い分野でいろいろ経験したいし、業種も変えたい、新しいことにチャレンジしたいという気持ちになったんですね。
ロームつくばは派遣や出向、請負等も含め約200名の会社。大きな生産ラインに比べ社員数が少ないので、業務を幅広く任されていて、前職では味わえない楽しさがありますね。さすがに世界品質だけあって規律はきびしいですよ。シミのついたシャツを翌日着てきたらダメ、とか(笑)。しかし、もろもろの処理・依頼ごとなどは、現場のエンジニア裁量が与えられているので、仕事はやりやすいです。
当社を目指すなら、言われた事をこなすだけタイプの方は厳しいと思います。自分の意見を主張できる人、主体的に率先して物事を進めていける方であれば、仕事は楽しく、うちにはぴったりだと思います。手を挙げると、じゃあやってみなさいと言ってくれる。ダメだと言われることはありません。フロアが一つで、みんな一体感があるのもいいと感じています。
量産に向けたプロセス上のトラブル改善、モジュール開発などを担当しています。
前職は北陸にある半導体装置メーカーでプロセス開発を9年間。理学部物理出身なのに、プロセス技術一筋です(笑)。出身が茨城なのでそろそろUターンしたいと思って転職をしました。以前の会社は、年の半分が出張生活という忙しさで、疲れてしまったんですね。勤務地を優先した企業選びでしたが、ロームつくばは経営状態は優良で安定しているし、理想的な会社です。
実際に入社すると、以前とは比べものにならないくらい自分の時間がもてるようになりました。仕事にも集中できて充実しています。以前の装置メーカーでは、他社製品に触れる機会がなかったのですが、今は見て触れることができ、とても勉強になります。特定の工程しかわからなかったのが、知識や視野が広がり、今は自由にやれてプロセス全体がわかる。「トータルソリューション」という感覚をもってプロセス開発に取り組んでいます。ここに来てからやっていることは、私にとってみんな真新しいことばかりです。
現在プロセス担当は10数名。仕事の範囲は広いのですが、設備とプロセス担当はきちんと分かれています。量産と試作の双方をうまくつなぐのは、やはりヒト同士のコミュニケーション。諸手続きがガチガチではない分、人当たりよく柔軟に対応できるかどうかで仕事は左右されますね。自分が経験したことのない新しい領域に抵抗なくチャレンジできる方、コミュニケーション能力がある方が当社に向いていると思います。

